暮らしと税金

【ふるさと納税とは】年収いくらからすべき?いくら返ってくるの?

ふるさと納税いくら

ヨシマリです。

若ラン子
若ラン子
いまさらなんだけど、ふるさと納税って、やったほうがいいの?得するの?

いまさら聞けない!!ふるさと納税について説明します。

 

  1. ちょっと多めに代金を払って ≒ 寄付金
  2. 商品をもらう       ≒ 返戻品

  ⇒多めだった分+ α(アルファ) 返ってくる

ふるさと納税は、税金の前払いのようなものなので、あとで清算されるイメージです。

ふるさと納税はやったほうがいいの?

  1. 収入200万くらいからは検討するべき。
  2. 普通に働いている会社員くらいなら、やると得かも。
  3. 限度額を調べて、返戻品を選びましょう。

あとで詳しく説明しますが、自分が納めるべきだった税金を減額してもらう形で「返ってくる」ので、納めるべき税金以上の控除はできません。

だから、ふるさと納税でお得に寄付できる金額の上限は、

  • 収入
  • もとから税額を引いてもらえるような項目(医療費控除・保険料控除・扶養親族・住宅ローン控除などなど)

によって変わってきます。(言い方むずかしいですね・・・)

例:【年収150万:社会保険加入・扶養している家族なし】の場合

⇒シュミレーション結果

ふるさと納税の上限8,000円程度!!(それ以上寄付すると、自腹になる。)

 

では考えてみましょう。

8,000円寄付をして、2,000円は自己負担

⇒自治体の返戻品は、だいたい30%還元くらい。

⇒8,000円寄付したら、2,400円程度のものがもらえる。

⇒純額にしてみると・・・2,000円払って2,400円の商品がもらえる。

シミュレーションの「詳細シミュレーション」をすると、ざっくりわかります。

所得控除が他になければ、年収150万でトントンってところですね。

年収200万くらいならやったほうがよさそう。(手間もあるので・・・)

※所得控除で、医療費控除や保険料控除がある場合はまた変わってくるので、注意です!

★ここまで読んでふるさと納税する気持ちになった方への参考

【ふるさと納税】楽天ポイントでお得!自己負担額を減らす方法

 

では、ちょっと詳しく「ふるさと納税の仕組み」を書いてみます。

ふるさと納税は自己負担2千円!でいいものがもらえる

ざっくりと書きました。詳しくないタイトルですね。汗

  1. 好きな自治体に寄付を出来る仕組み。
  2. 寄付をするのは○○万円でも、負担額は2,000円になる。
  3. 寄付をしたら、その自治体からお返しがもらえる!
  4. ただし、上限額があるから、それを超えると負担が増える。

では順に解説しましょう。

①選んだ自治体に寄付を出来る仕組み

自分の好きな自治体を応援する制度です。

「今は都会に住んでいても、自分を育んでくれた「ふるさと」に、自分の意思で、いくらかでも納税できる制度があっても良いのではないか」(出典:「ふるさと納税研究会」報告書PDF)

いちおう、こんな温かな趣旨の制度です。

何がもらえるんだ!いくら得なんだ! って、ゲスい考えを恥じつつ、次に行きます!

②寄付をするのは○○万円でも、負担額は2,000円になる。

寄附をした合計金額から2,000円を差し引いた額が、すでに納めた所得税と翌年納める住民税から控除されます。

 ⇒つまり、実質負担は2,000円。

差額は、本来納めるはずだった税金が少なくなることで返ってくる。

ということ。(上限があるので、いくらまでかは確かめましょう。)

所得税と住民税で合わせて、結果的に年間で2,000円の負担となるように計算されます。

一回の寄付ではありません!一か所への寄付でもありません!

一年間の合計で2,000円負担となるところも、勘違いされてることが多いです。

③寄付をした自治体からお返しがもらえる!!

これ目当てに、どこに寄付しよーかなーって、楽天とか検索します。

④いくらまでできる?寄付の上限金額

上限金額に影響するのは、

  • 収入
  • 所得控除の項目(医療費控除・寄付金控除・生命保険料控除など)
  • 扶養家族の状況(これも所得控除に関係あります)
  • 税額を控除されるもの(住宅ローン控除など)

とまぁいろいろあるので・・・

上記でのシミュレーションを使いましょう。

寄付が2,000円を超える分は、自分の納めるべきだった税金から控除される形なので、納めている税金以上の控除はできません。収入によって上限が変わります。

また、住宅ローン控除も所得税や住民税から控除されるものなので、枠を分け合う形で、結果的にふるさと納税の上限が変わってきますので注意です。

さらに住民税の控除に制限があります
  • 住民税の所得割額の20%まで

という縛りがあります。ここは難しいですね。

よく、住民税の20%くらいまでが上限だという表現も聞きますが、この制限のお話です。

まぁ、結局ツールがありますから。↓

ここで出た金額の8割くらいまでにしておくと安心ですかね。

まとめ

  1. 年収200万くらいの人はふるさと納税を検討しよう!
  2. シミュレーションツールを使おう!
  3. だいたいの金額が分かったら、返戻品を選ぼう!

https://yoshimarilog.com/2019/11/24/hurusato-rakuten/

https://yoshimarilog.com/2020/03/21/emperor-tax-payment

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よしまり。
静岡の税法通信制大学院に通うワーママ。税法論文執筆中。税理士のたまご。二児の母。趣味はピアノと耳かき。