よしまり。@yoshimarilogです。
読んだ論文がぐっちゃぐちゃ。
どこかに書いてあった気がするけど、どこに書いてあったか分からない。
積ん読論文もぐっちゃぐちゃ!
参考文献の整理をしていますか?
ある程度進んでから整理しよう・・・だなんて、思っていませんか?
今日は参考文献の整理についての、耳の痛いお話です。
何を読んで、どこに何が書いてあるのか分からなくなって、
あとから大変な目に遭った私が、
執筆初期の初期からの文献管理の重要性と
手順を説明します。
Contents
はじめから文献をまとめましょう
結論から言うと、
文献の整理は初期の初期からした方が良いです。
自分の中の癖づけ、一番良いフローの決定のため、という意味合いもあります。
テーマを決めるために、文献を読んでいるときから、
読んだものをエクセルなどにまとめておきましょう。
テーマが決まっていないときはとくに、
しっかり決まったらまとめよう、と思うかもしれません。
が!!!
溜まってしまうと大変です。
その時にはすでに、
「こんな内容がどこかに書いてあったんだけど・・・」
「同じようなことが、ほかの文献にも書いてあったけど、どこだっけ?」
という事態が起きています。(体験談)
参考文献の整理の仕方
論文執筆の終盤になって、ようやく整った私の整理方法は、
- エクセルに文献を書くこと
- 紙での管理
- 論文の文末の【参考文献】への記載
です。
「エクセルに書けば、
文末への記載のフォーマットに出力できるようにしたい!」
と思ってエクセルには数式を入れました。
①注文時にエクセルへ書く
エクセルにいつ書くのか、
というところが一番重要です。
エクセルには、
文献を注文したとき
に書きます。
文献探しが白熱してくると、うっかり同じものを2回注文していた、なんていうことがあります。
(わたしのことです・・・)
論文は国会図書館で複写依頼をしますが、
頼んでから2週間以上かかったりします。
その間に、見たような名前だけど手元にないからと頼んでしまうことが数回。(複数回)
②エクセルに書く項目
私はこんな感じで、エクセルを作成しました。
ポイントとしては、
論文か書籍かで、脚注の表示が異なるので、
論文なのか書籍なのか区別したことです。
必要項目を入力すると、
脚注の表示に組み替えるように、エクセルの式を入力しています。
脚注用表示の右側のセルに、
文末用の表示も別に表示しています。
文末の参考文献一覧には、ページ数までは記載しないためです。
③ある程度まとまったら、文末の参考文献一覧に転記
引用や参考にした部分は、
具体的に参考にしたページ数まで表記した脚注を作成しますが、
直接引用や参考はしなかったけど、
読んで自分の論文のためになった文献は、
文末の参考文献一覧には載せます。
なので、文末の参考文献一覧は、
実際に論文の中でどう使われるか分からない段階から、
どんどん書いていくこともできます。
ただし、
この作業をあとでまとめてできるように、
エクセルに、文末用の表示セルを別に設けています。
文末の参考文献一覧は、
論文と書籍に分けて、
筆者別あいうえお順に記載します。
エクセルになっているので、
文末参考文献用のセルを並べ替えて貼り付けも可能です。
(書式が崩れたりしたところの修正は必要)
論文は紙で管理しました(iPadで管理もできそうです)
修士論文の書き方の書籍では、
PDFと紙とエクセルの管理を推奨していましたが、
私はスキャンする作業が追い付かず、
紙で管理をしました。
紙の論文は、いくつかのファイルにまとめますが、
どのファイルに挟んだか、というメモを、
エクセルの「ID」というセルにメモしました。
(紆余曲折の末、
論文には番号を振って、
ファイルの背表紙に、何番が入っているかメモ、みたいになりました)
PDFは、
紙が紛失したり、汚れたときに
データが残るので、
執筆が長期にわたる時には、あった方が安心かもしれません。
では逆に、
PDFのみで大丈夫かと言われると、厳しいです。
引用個所に線を引いたり、
コメントをしてみたり、
付箋を貼ったりすることで、
思考が整理されるからです。
ただし、
iPadでGoodNotes5を使うなどして、
PDFに書き込める環境があれば可能です。
私のエクセルを貼っておきます
参考までに、
私が作成したエクセルを貼っておきます。
まとめ
テーマ選びのための参考文献荒らしの時から、
参考文献の管理に慣れておきましょう。