論文執筆

『教えてみき先生!税法論文ってどう書くの?』レビュー

よしまり。@yoshimarilogです。

税法論文の書き方・取り組み方の参考書、
『教えてみき先生!税法論文ってどう書くの?』をレビューしたいと思います!

この本の著者は、
ご自身も税法論文を書いて税理士になって、
今は東亜大学大学院の非常勤講師をしている、みき先生です。

みき先生は、
ママ税理士受験生の憧れでもあります。
みきさんのブログに励まされたママ多数!
(私もです!)

この本は、
体験談や執筆過程のイメージを与えてくれて、
ノウハウ本ですが、寄り添い本でもあります。

先生としての経験や先輩のエピソードも加わって
寄り添いパワー最強!

この記事の内容

『教えてみき先生!税法論文ってどう書くの?』
のレビュー記事となります。

  • どんな本なのか
  • 本の構成
  • どんなふうに活用できるか
  • 他のノウハウ本とどこが違うのか

レビューします!

この記事を書いている人

無事、税法免除大学院を修了予定です!(2022.3)

大学院で教授の指導を受けながら、
書籍やブログなどを参考に、税法論文を書き上げたところです。

詳細レビュー『教えてみき先生!税法論文ってどう書くの?』

この本は、
免除のために大学院に行こうかな、
と悩んでいる段階から参考になります。

そして、実際に修士論文を書いていくときのノウハウまで詰まった本です。

それでは詳しく見ていきましょう!

どんな本なの?

借りてさらっと読んだらいい本とかもありますが、
この参考書は、論文執筆の段階で見ながら手を動かしたい箇所なんかもあって、
お手元に1冊系です。

まだ大学院を悩んでいる人も、
こんな風な大学院生活なんだな、と想像できるので、
まだ大学院進学を決めきれない人も、
読むとヒントになりそう♪

そして、論文執筆の各ステージごとに、
みき先生の体験談も盛り込まれているのが特徴!

さらに、自分の体験談だけではなく、
「学生からよくある質問」のコラムもあります。

現在、東亜大学大学院の非常勤講師をしている、
みき先生ならではのエッセンスです!

わたしもこの質問した!というのもありました。

この本の構成と活用の仕方

この本の目次に沿って、
それぞれの特徴と、
想像できる活用シーンなんかを書いてみたいと思います♪

税理士試験の科目免除と大学院

そもそもの税法免除の基礎知識から、
大学院ってどんなところか、イメージできる。

まだ大学院を悩んでいる人はとっても参考になる。

大学院選びについてのコラムもある。

テーマの選び方

テーマ選び、テーマ探しの方法って、

その方法を人に伝えるのは難しいな~と思ってます。

よほど経験豊富じゃないと
結果論になっちゃうので。

そこで!
この本のアドバイスは、
たくさんの選択肢があって、
一つずつ試せていいな~と思います!

「みき先生の場合」っていうところもあります。
(気になりますよね~♪)

ちなみに、わたしの場合も貼っておきます⇓

工事中

参考文献の集め方

文献を集めるために使えるサービスがまとめられているところが
とても参考になります。

集めたいものも図書だったり論文だったり、
さらにサービスもたくさんあるので混乱するところですが、

画像つきで記載されているので
イメージが湧きやすそうです。

参考文献の探し方と読み方

「参考文献の集め方」では、集める方法が挙げられていましたが、


こんどはちょっと切り口を変えて、
探すもの別に、
「書籍」「論文」「判例」の探し方が書いてあります。

論文の探し方は、専門雑誌やインターネットのサイトがたくさん載っていて、
自分でバックナンバーを調べに行くときの参考になります。

そして、参考文献の管理方法も書いてあるのがポイント。

みき先生の例と、先輩のエクセルも載っていて、
自分に合う形を探せると思います。

ちなみに私の管理方法はコチラ⇓

https://yoshimarilog.com/2021/12/12/bunken-seiri/

法令の基礎知識・判例の基礎知識

法令や判例のキホンが書かれている講義パートです。

あくまでも、税法論文を書くのに最低限知っておいた方が
スムーズに進むと思うことを書いてくれてあるイメージです。

先生としての経験から
ここは知っといて~!
というところが抜粋されているよ

修士論文の書き進め方・税法修士論文の注意点

ここの部分は、
執筆中に行き詰まっては読んで・・・
を繰り返すだろうな~と思うところです。

構成については一度で固まるものではありません。


どんなにしっかり考えても、
思い悩んでは、崩して作り直してって
繰り返すものです。

そのたびに、
いろんなものを参考にしながら、構成を練り直すのですが、
そのときにとっても参考になります。

あと、

最終チェックとして
チェック項目を一覧にしてあるページがあります。

ここは、日々の少しずつの執筆から、
常に意識した方がよいところです。
最終とは言わず♪

私は、最後まで細かいことが整っていなくて
大変な目に遭いました・・・(;´・ω・)

「最初から、完成された状態として執筆してください」

と教授が言っていましたが、その意味が最後になってようやく分かりました。

〈座談会〉大学院修了者に聞く!修士論文はどうやって書いた?

個人的には知っている先輩が登場して、
とっても楽しみにしていました!

とりあえず、
わたしも出たかったー!

という素直すぎる気持ちを、みき先生にお伝えしておきます。

似顔絵とかもうらやましいー!!

と、そんな個人的なことはおいておきまして・・・

一言で「大学院で論文執筆」と言っても、
大学院によって、
論文執筆の進め方や、
ゼミでの先生との関わり方が違います。

そして、同じ大学院でも
その過程に個人差が大きいのも
一つの答えのない論文執筆に取り組む特徴です。

大学院が違う4人の先輩方の体験談までフォローできて、
このパートによって、この本は完璧に、
無敵なものになっていると感じます。


魅力ある章だと思いました。

大学院選びにも、こんなイメージの湧く参考本ってないと思います♪

『租税法修士論文の書き方』と比べて

私は執筆にあたって、

租税法修士論文の書き方』を参考にしました。

この本は、構成の作り方のところに、
実際にありそうな租税法論文の具体例が載っていて、
とても参考になります。(少し細かすぎて難しいところも。)


また、
論文の結論の方向性に迷いながら
序論(はじめに)を書き始めて、

執筆が行き詰まってしまったときにも、
序論についての章が厚くて参考になりました。

https://yoshimarilog.com/2021/01/07/how-to-write-sozeironbun/

ちょっと難しい部分もあるけど、いろいろな例が盛り込まれている感じでした。

それに対して、
みき先生の本は、

大学院での論文執筆生活がイメージできて、
具体例や、例えも分かりやすいです。

現役で学生のお世話をしている先生の、
きめ細やかな本です。

参考文献の集め方や整理のところは、
ふたつとも被らず、
自分に合わせて参考にできるところがある感じ。
(『租税法修士論文の書き方』の方が理想が高いかな・・・)

バイブル本となる『教えてみき先生!税法論文ってどう書くの?』

これから大学院に行く人や、
もう書き始めている人にも、

執筆中のバイブルとなる本だと思います!

この本の特徴
  • とにかく具体的
  • 例えが分かりやすい
  • 執筆の過程がイメージできる
  • 体験談が盛り込まれていて、自分のパターンにも当てはめやすい
  • 先輩方のエピソードトーク付き

各章のはじまりにドラクエ要素を
取り入れてるところにも、


ちょっとおもろくしてあげたい

という
先生の性格が現れていてうれしいです。

やっぱり先生は、生徒目線でいてくれないとね~

マストバイです。

https://yoshimarilog.com/2021/11/27/ronbun-theme-point/