よしまり。@yoshimarilogです。
税理士になるためには、
簿記・財務諸表論と、
3つの税法(合計で5科目ですね★★★★★)に合格する必要があります。
でも、大学院で税法論文を書くことで、税法科目を2科目免除することできます。
つまり、
簿記・財務諸表論・一つの税法(★★★)の3つに合格して、
大学院で税法論文を執筆すれば、税理士の有資格者になれる、ということです。
このような税法免除の制度には賛否あり、
王道は5科目合格で、税法免除は邪道!と言われたりします。
そこまでは言わなくても、
「若ければ試験がんばりなって言うけど、
年齢を考えれば大学院もいいんじゃない?」
とか。
悩みを増長させる言葉をもらうこともありました。
大学院へ行くことを選択した当時の私も、なんだか後ろめたさがありました。
たしかに、税法の知識は、試験を受けた方が定着すると思います。
でも、
迷った末に大学院へ行った今の私は、
これでよかった、と心から思えています。
かけがえのない大学院生活を送ることができたことも、財産となっています。
Contents
大学院へ行ってよかったこと
税法と向き合えたこと
大学院では、試験勉強で身につくような
細かくて正確な知識はつきません。
そのかわり、
文献を読み込んだり、
裁判例に触れたりすることで、
「税法との向き合い方」を知れるのではないかと思います。
簿記の勉強を始めて、その流れで税理士試験を受けていた私はとくに、
税理士って法律家なんだ!と、
新たな発見をしました。
(原点回帰でもありますが)
計算が得意♪
数字が好きだから税理士っていいな♪
・・・なんていう入り口からは、遠く遠く・・・
税法という学問がとても面白く、
奥深いものに思えています。
税法の専門家である税理士の仕事も、
ますます憧れとなり、
面白くてやりがいある仕事だと再確認しました。
将来の見通しができたこと
大学院に行く前は、
試験に受かったら仕事を増やそう、
あと何年で税理士になれるだろうか、
そうなったときに、どの程度経験と知識があるのだろう・・・
と先が見えませんでした。
さらに、
そんなことを考えていると勉強にも大して身が入っていなくて、
もやもやとした日々でした。
でも、
大学院でしっかり着実に論文を書けば、
2年後からは仕事に集中できる、
と見通しがもてます。
先々のことをはっきり決めたい私にとって、
ストレスが、かなり削減されました。
この2年は、
「ぜったいに卒業できるように時間を使おう」と
割り切って行動できました。
大人になって大学院で勉強できたこと
大人になってから、
大学院で仲間と一緒に勉強できたことが、
本当に幸せでした。
私が行ったのは通信制の大学院なので、
日頃はみんなとの関わりはないのですが、
だから余計に、
スクーリングで関われた時間は格別でした。
こんなに短期間で、こんな気持ちになる!?
というほど、
励ましあったり、情報交換したり、
一緒に頑張っている感がありました。
同じ目標に向かっているので、
大学や高校ともまた違う団結力がありますね。
(まだ論文執筆中なので、継続中です。)
みんなで卒業したいと思います。
また、
ママで、同じように大学院に来ている、
同じ属性のママたちがたくさんいて、
話す話題は尽きず・・・卒業するのが寂しいです。
(卒業はしたいです)
大学院へ行くデメリット
税法知識が浅いまま有資格者になること
このデメリットは言わずもがな、ですね。
この事実は認めて、
有資格者となってもコツコツと勉強をしたいと思います。
税法はどんどん改正されるので、
ずっと勉強を続けることで、
「自分は知識が浅い」という危機感を、
いつかは強みにできたらいいな・・・
大学院で学べる考え方も、特段メリットにはならない
『大学院で学ぶ方が思考力が身について、
試験勉強するよりいいんだよ』
と言ってくれる甘い言葉に、自分を甘やかさないために、
デメリットとして書きました。
大学院では、基本的な「考え方」「調べ方」は身に付きます。
でも、
実務において事例にぶつかったときの対処の仕方・調べものの仕方は、
試験勉強をしていても、大学院へ行っても、
変わりないのかなと思います。
大学院へ行って身についた、「考え方」「思考力」は宝物に、
謙虚に、毎日少しずつ知識を増やしていくことが大事。(自戒)
この本はもう読みましたか?
大学院に行くか迷っている、
これから行こうとしている人は、
先輩の体験談や、
入学のための研究計画書の書き方、
修士論文のことまで書かれている本があるので、
おすすめです。
入学後のことも想像できるかなーと思います。
まとめ
大学院へ行っても、試験勉強をあきらめずに続けても、
きっと後悔はないと思います。
少しでも今悩んでいる方の参考になったらいいです。
実際に大学院に行く決断をしたところからは、また記事にまとめたいと思います~
それではまた。