大学院入学前

【奨学金】機関保証と人的保証~機関保証を選択した理由

よしまり。@yoshimarilogです。

大学院入学にあたり、奨学金を借りることにしました。

日本学生支援機構から奨学金を借り入れる際に、『人的保証』『機関保証』かを選択する必要があります。

よしまり。
よしまり。
奨学金を借りたいけど、機関保証と人的保証って、どっちがいいのかなぁ。

奨学金の申し込みにあたって、まず初めに決めないといけないことが、『保証をどうするか』です。

  • 人的保証と機関保証かどちらか迷う。
  • そもそも、どう違うのかわからない。
  • 保証料がないから人的保証がいいかも、と『ぼやーー』と思っている

こんな方は、読み進めてみてください。

内容

  • 機関保証のメリットがわかる。
  • 人的保証のリスクをしっかり考える。
  • 機関保証の保証料と、人的保証のリスクを天秤にかけて比べられる。
  • 自分の意思で、機関保証か人的保証かを選択しましょう!
人的保証一択と考え、奨学金申請をしていた私が、機関保証を選択しました。

【奨学金】人的保証と機関保証

人的保証について

人的保証を選んだ場合、『連帯保証人』『保証人』それぞれひとりずつお願いしなければいけません。

  • 『連帯保証人』・・・原則、父母
  • 『保証人』 ・・・・原則、兄弟姉妹・おじ・おば

保証人の要件は厳しく、年齢制限(65歳未満)があったり、

もし、例外的に兄弟姉妹・おじ・おば以外(たとえば、配偶者の両親など)にお願いすると、

しっかり保証できるかどうかを確認するため、源泉徴収票や、場合によっては所得証明・預金残高証明などが必要になります。

※詳しい条件などは、ここでは割愛します。

  • 保証料がかからない分、借入する学生の負担が少ない。
  • 返済できなかった際にも、身内との取り決めにより、代位返済による損害金を抑えることができる。(これはデメリットにもつながりますね・・・)
  • 何かあったときには、身内とのトラブルにつながる。
  • 長い期間借りておく、ということが、気分的にはしにくい。

人的保証の一番のデメリットは、やはり保証人としてお願いする方との関係かと思います。

奨学金はとても低金利なので、資金に余裕ができても、通常の積立活動をしながら、毎月の返済していく方が、賢い資金繰りの考え方かと思います。

でも、保証人をお願いしていると、少しでもリスクのある期間を短くしてほしい、と思われるのは当然なのかな、と思います。

借りる側も、返済期間が延びれば延びるほど、確実性はなくなるので、もしかしたら迷惑かけるかも、と考えるべきかと。

機関保証について

保証料を払う代わりに、もし延滞するようなことがあったら、

保証機関が代わりに一括返済してくれるよ~ 、というしくみです。

なるほどですね。

  • 親族とトラブルが起きない。
  • 返せなくなったとき、親族と共倒れ、なんてことにならない。
  • 保証料がかかる。
  • 保証機関が一括返済してくれたあと、年10%の遅延損害金が加算される。(げっ‼)
  • 毎月振り込まれる奨学金から、一定額を差し引かれる形で、保証料をしはらう。(前払い)

機関保証の保証料と、人的保証のリスク

機関保証の保証料は、どんなもんかというと・・・

年率に直すと、0.589%となるように引かれているようです。

『平成30年度 機関保証制度検証委員会報告書』

独立行政法人日本学生支援機構機関保証制度検証委員会 より

18年で返済、20年で返済、などの条件により、毎月差し引かれる保証料の金額は変わりますが、実質年利に直すと、実はそんなに保証料も高くありません。

そして、前払いになっているので、繰り上げ返済すると戻ってきます。

(ただし金額は明記されていません。

手数料的なものがかかるため、卒業時にすぐ返済しても、まるまる全額は返ってこないようです。)

人的保証のリスクと天秤にかけて考えよう

保証料は1%未満とわかりましたね。

あとは身内にお願いするリスクをよ~く考えて、決めましょう。

私が機関保証を選択した理由

ここまで書いて、もうおわかりのとおりなのですが・・・

人的保証のリスクって大きいなと思ったからです。

我が家は、奨学金よりも金利の高い住宅ローンもたんまりあって、

できるだけ長期間で奨学金は返済したいなと思ったこと。

0.589%だったら、

繰上返済に回して積立が出来ない

よりも、

いつものとおり貯蓄やインデックス投資に回しつつ、淡々と返済をする

ほうがいいなと思ったからです。

家族に保証をお願いしていたら、長期間不安にさせてしまいます。

(※注

あくまでも返済途中において、

無理に繰上返済するか、

通常の生活の中で積立もしながら、決められた通りに返済を続けるか、

という話なので、奨学金を運用するという話ではありません。

一応念のため。)

 

これから、機関保証に一本化される見込みらしい

奨学金の延滞率高くなっているらしく、

一括で代位返済してもらえる機関保証に一本化される見込みらしいです。

(現在も一部、機関保証に一本化されている制度があります。

所得連動型の返済方式を選ぶなら、機関保証じゃないとダメとか。)

自分で考えて選択できるなら納得しますが、学生の負担が増える方に強制的に移行されるのは、なんだかな~~と思いました。(熟考不足かもしれません。)

 

ABOUT ME
まり
税理士。出産後、税理士試験の勉強を開始。税理士法人に就職して、9年の専業主婦生活に終止符。働きながら税法免除の大学院を修了して税理士に。二児の母。干し芋がすき。趣味はピアノと耳かき。