よしまり。@yoshimarilogです。
論文の冒頭で、制度の沿革についてまとめることが多いと思います。
まとめくらいはできるでしょ~♪と気軽に始めて、
実際には
主な参考文献や教科書的なものと、ほぼ一緒・・・・
となって苦戦。
こんな事態になっている、わたしみたいな人向けの記事です。
【※丸写しじゃなくて、引用ですね。引用の記載はきちんとします。】
- 制度の沿革を書こうとしたら、丸パクリ状態になっちゃう人
- オリジナリティーを入れたいなーと思っている人
実際に私が苦戦しながら考えたこと、やってみたことを書いてみます。
Contents
対策① 小話やコメントを差し込む
つらつらと沿革をまとめている文章の合間に、
自分が今後取り上げることになる問題につながるようなところに
コメントをするようなかんじ。
ちょっと私の例を挙げてみます。
不動産所得の制度沿革をまとめる中で、
航空機の貸付けによる所得が
不動産所得の範囲にくわえられた♪
という説明のあと、
のちに出てくるだなんて思わなかっただろうなーー。
という心の声を盛り込むとか。
ほかにも、
制度の沿革を「ふむふむ」と読んでいるときに
頭の中に浮かぶことを少し声にだしてみる。
・・・ってさっそく対策①は上級者編ですな。
こんなことをあとから加えよう、
と思いながら、引用だらけ状態でも書き進めておいてもよいかも。
対策② ボリュームを持たせる部分の工夫
部分的に説明する(そもそも全文説明が必要か?)
教科書的なものには、
のっぺりと
同じトーンでの説明が続いていると思います。
でも、
いろいろな論文でされている説明を見ると、
論文の内容に必要な部分だけをピックアップしていることが多いと思います。
あとから削るとしても、必要な部分と不要な部分は濃淡をつけておくのが良さそうです。
全部書いておいてコメント機能を使ってメモしておいてもよし。
沿革を書く目的を述べて、そこに向かっていく
自分論文の中では、
- どんな結論を導き出したいのか
- 制度説明がその結論につながっているか
考えてみることが大切です。
私は、制度の沿革の前に、ひと段落、
このようなことを検証するために、沿革について整理したい、のような
沿革説明の目的みたいなことを書いてみました。
説明の順番を少し変えるなど
- 説明の順番を検討する
- 核となる結論のような一言を、一番最初に言う
段落のあたま、ひとつの時代について、
最初に一言でまとめてみるとかも良さそう。
対策③ 小見出しの工夫
教科書にはのっぺりと書かれている、
と軽くディスった、
つもりはなくて、!! ほんとに。
この教科書的なまとめは、
自分の論文の方向に持っていくために、
細分化してタイトルをつけてみる、というアレンジが可能です。
教科書には まんべんなく 書かれているからねー。
この時代、この時期はどんな意味だったかな、
という視点で小見出しをつけて分けてみる。
ちなみに、
だらだらと、教科書的まとめをそのまま書いていたら、
教授に指摘されたところです。
タイトルでわかりやすく分けてちょーだーい。
あ、教授は日本人です。
沿革まとめのために参考にしたもの
- 注解所得税法
- 税大論叢の論文2つ
- 昔の条文の資料
- その他論文
昔の条文の資料は、
『注解所得税法』だけに頼るのも危険化も?ということで、
昔の条文をこの目で、
この目で確かめるべく、
資料を取り寄せようとしているところです。
まとめ
- 小話やコメントを入れてみる(心の声を~)
- ボリュームを持たせる部分の工夫・説明の順番の工夫
- 小見出しの工夫
一般的なことの説明でも、
自分の論文のための章にしよう!という気持ちで書いてみることにします。
自分の論文のための~♪(気に入った。( ´∀` ))